ウェブ会議"が実現 リモートワークでも業務効率化と信頼を得る働き方
今回はSalesforceと他のSaaSアプリケーションを連携して業務に活用している
お客様の中から、株式会社アナロジーの市川貴之様にインタビューを行わせていただきました。
-貴社の事業・創業の経緯について教えてください
“まだまだIT活用余地の多いブライダル業界にITの力を”
弊社は3つの事業を展開しています。
Webマーケティングコンサル・ブライダルコンサル・ブライダル業界専門の人材紹介です。
Salesforce・bellFaceはブライダル人材紹介事業で利用しています。
私自身はブライダル業界で約6年働いていたのちITベンチャーに転職しました。
ブライダル業界は紙の台帳管理やFAXを使った受発注処理などアナログなオペレーションも多く、現場運営から経営管理まで様々な領域で、まだまだITの活用余地がある業界です。ITに強い人材も多くはないため業界の中でIT活用を進めていきたいという思いで創業しました。
-現在の体制について教えてください
“人材紹介に携わるメンバーは4名、東京・大阪・京都などの各拠点でリモートで活動しています”
全員がウェディングプランナーなどブライダル業界経験者で、中には現役フリーランスプランナーとして活動しているメンバーもいます。
拠点は私に加えて東京2名、大阪1名、京都1名と遠隔で働いています。
-その中でSalesforceをどのように活用していますか
“多くの業務をテンプレート化・自動化、手作業が少なく業務を遂行できるのは大変助かります”
Salesforceは人材紹介事業で利用しています。
具体的には、取引先・求人・求職者の情報を管理して人材紹介のマッチングを管理しています。
多くの業務をテンプレート化・自動化できているため、手作業が少なく効率的に業務を遂行できるのは大変助かります。
例えば求職者に関しては、コンバージョン時のフォーム入力データをAPIで自動的にSalesforceへ連携しているので、レコード作成や登録情報転記の手間がかりません。
ITに明るいメンバーが多いわけではないですが、このような固定業務を自動化・効率化することで、無駄な業務でメンバー個々人の強みが失われないよう、安定して高いパフォーマンス発揮できるように工夫しています。
-Salesforceを利用しようと思ったきっかけを教えてください
“最初のうちはデータが少ないのでスプレッドシートのデータ管理も可能ですが、後のデータ移管のことを考えるとサービス開始時からSalesforceという選択肢になりました”
人材紹介のサービス開始時から利用しています。
最初は求人、求職者、法人データも少ないのでスプレッドシート管理でも可能でしたし、Salesforceのコスト面での負担もあるので迷いましたが、将来的にデータが増えてきた際の移管の手間や取得データのサービス拡張性を考え最初からSalesforceが良いだろうと判断しました。まだ規模が小さいうちにSalesforce自体のカスタマイズやオペレーション設計ができたことは偶然ですが結果的に良かったことだと思います。
-Salesforceと連携して利用しているbellFace*について教えてください
“bellFaceの導入で求職者の方との信頼関係の構築とオペレーション効率化の両立が可能になりました”
求職者の方との面談でbellFaceを利用しています。
これまでの求職面談はアドバイザーと対面形式で行われることが主流でしたが、求職者側の移動負担が大きいこと、日程調整難易度が高いこと、アドバイザーメンバーのリモートワークという点から、対面だけではなく電話面談も行っておりました。
しかし、そもそも対面と比べて求職者との信頼関係を気づきにくい、長時間お話しすると話した内容を覚えてられないなど電話面談特有の課題もあり、面談率やその後の営業KPIを改善していく必要がありました。
そこで、対面と電話のいいとこどりができるオンライン対面での面談実施方法を検討し、bellFace、Googlehangout、Zoom、Whereby等を比較しました。色々試しましたが、回線が電話なので何かしらのネットトラブルがあったときにそのまま電話面談に切り替えられること、相手側がスマホでも利用可能なこと、事前のアプリインストール等が不要なこと、Salesforeceと連携できてデータを溜めていけることなどの観点から、bellFaceを採用しました。
また、bellFaceは国産で管理画面がすべて日本語ということもあり、各メンバーが簡単に利用できるという点も助かっています。
結果として、bellFaceの導入により求職者とオンライン対面で話すことによる信頼関係構築がうまくいくようになり、データストックと営業KPI改善の両方に貢献しています。
bellFace*:ビジネスシーンに特化したWeb会議システム。担当者から電話で案内をうけた後、サイト上の「接続ナンバーを発行」ボタンをクリックし、4桁の番号を伝えるだけですぐにWeb会議を始めることができます。
-今後の展望を教えてください
“将来的には契約書類関連の連携や請求書情報の連携などを行なっていきたいです”
①人材紹介事業|成約後プロセスの省力化
求職者内定後の採用企業との雇用概要確認書などの書類のやり取りが煩雑なので、現在は数も多くないのでなんとか回していますが、今後事業が拡大してく過程でこの作業を省力化していきたいと考えています。
電子契約のCloudSignとSalesforceが連携。Salesforceの画面上からワンクリックで契約書を送付。署名は電子上で完結するため、印刷・封入・郵送の作業が不要に。
②会計連携
マネーフォワードを現在利用しています。将来的にマネーフォワードとも連携し、請求~入金消し込みの状況をSalesforceでも見ていく要件が出る可能性はあります。
Salesforceとマネーフォワードが連携。商談情報を基にSalesforce画面からマネーフォワード上に見積を発行。受注後は見積情報を元に請求書を発行し、入金状況はSalesforce上で閲覧可能。
③クライアント企業(法人)データの活用
現在は人材紹介事業のクライアントとして企業データを管理していますが、将来的にはコンサルティングの案件も紐付けたり、業界向けセミナー等で集めた名刺を連携させるなど法人データを活用していくのも良いかもしれないと考えています。
<ユーソナー(uSonar)」 for Salesforce>
820万の法人データベースを参照、法人データは1クリックで格納。
取引先情報に法人データベースの情報を付与し顧客情報をよりリッチに。名寄せ機能により重複データもゼロに。
会社概要
・HP:https://www.analogy.co.jp/
・代表者:市川貴之
・所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1丁目6-9DIK麹町805
・設立:2018年6月
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